さっと

秋田県南に住んでいる「風変わりな人」・・だそうです。

歴史探訪・・・? そんな立派なものじゃないよ!

いろんなお勉強・・いきさつを経て・・・
昭和60年9月の秋田県広報のWeb掲載に
伝統工芸 川連漆器   陰に無名の工人たち     高橋 克衛

> 川連漆器は、昭和五十一年十二月十五日付けで通商産業大臣から、伝統的工芸品として指定した旨の通知を受けた。その通知書には、その製造される地域は、稲川町であること、漆は天然漆でなければならないこと、木地に使う木は、ホウノキ、トチ、ケヤキ、ブナ、又はこれらと同等の材質を有する用材とすることなど、厳しく決められている。
> 実際は、右に挙げられている四種類の原木の外はほとんど使われていないので問題はないが、大事なのはその工程である。工程について、通知書の指定は実に厳しい。
> まず、木地造りについては、お椀などのいわゆる挽(ひ)き物では、ろくろ台、ろくろかんなを使って形を作ることとされ、この場合煮沸及び薫製乾燥をすることとある。また、角物(お膳や重箱など)では、挽き曲げ、留付、ほぞ組みの技法を用い、曲げ物では、ころを使って曲げ加工をする。

> 下地付けは次のいずれかによる。
> (一)蒔地下地にあっては、生漆及び炭紛を用いる掛地をした後、生漆を用いる地塗りをすること。
> (二)渋下地にあっては地炭付け」「柿研ぎ及び生漆を用いる地塗りをすること。
> (三)漆本下地にあってはのり漆を用いる布着せさびを用いる布目摺り」「地の紛付け」「切紛付け」「さび付け及び生漆を用いる地塗りをすること。

> 塗りは次のいずれかによること。
> (一)花塗りにあっては、精製漆を用いる下塗、中塗り及び上塗りをすること。この場合において塗りには漆刷毛を用いること。
> (二)ろいろ塗りにあっては素黒目漆を用いる下塗り及び中塗りをし、ろいろ漆を用いる上塗りをした後、ろいろ仕上げをすること、加飾をする場合には沈金かんなを用いる沈金、またはまき絵によるとある。
> 指定書にあることを、長い間受け継いできた川連漆器の多くの工人たちの中には、伝統工芸士としてすでに二十人の人たちが認定され、優れた製品の作成と後継者の養成に生涯をかけている。しかし、この人たちは、その製品に自分の名を記すことはほとんどない。伝統工芸川連漆器の一つ一つは、前記のように長期にわたる数多くの人々の分業による所産だからである。 (たかはし かつえ・稲川町公民館長)
 
昭和60年なんてこの間の事…それなのに、この記事元の公民館長さんは、すんごく前に無くなった方・・と、思い・・・ハタ・・と、そこで、ようやく、その矛盾に気がついたという私なのです。
昭和60年=1985年なのだから、今から25年(四半世紀)前の記事なんですねぇ。
「所産」とか、読めなかったから、もう、内容自体はどうでもよいけれど・・その結論=うわぁ、昭和が「すんご~く、遠くなった」モノだということ。
そうそう、その「いきさつ」なんですが、この公民館長さんかその配偶者だったかのご先祖様が、秋田県で女性議員として活躍していた方だとは聞いてはいたのですが、それが誰あろう・・衆議院の議員さん=せんせい・だったらしく・・・と、いうことは、県議などではなく「国会議員、なの~ぉ?」と、今更あわてて、詳しく調べていたという・・私としては手落ちのような・手遅れな次第でして、そして、そこからの枝分かれ的な地元記事が、この内容なのです。
うちの親も、この「伝統工芸士」の指定を受けておりましたので「見てるだけ」・・ではなく「活字だけ」ではありますが、ここに掲載してみました。

追記・・・セブンイレブンが、地域にできまして、今日(21日)は、オープンの日なのだそうです。
昨年だったかに、地域に初めてローソンができまして、その売れ行きがイイと、コンビニは次々と進出してくるらしいのです。
確かに、うちがヨロズヤだった昔の、細かい(上手な言い方が、わからな~い><)お店がほとんどなくなっちゃったから、いつでも行ける営業時間で、何でもあるコンビニが入り込む余地=必要性が沢山ある・・という、地域性なのですが・ね。
NANACOカードを「作るか・どうか」迷っているうちに、明日になってしまいました。