さっと

秋田県南に住んでいる「風変わりな人」・・だそうです。

初夏になったのかなぁ

いくら北国とはいっても、窓を開けたら、寒すぎる風ではなくなっていました。
その風に誘われて障子張りをしようと思いました。
三張り終わったところで、障子が外れなくって、一気呵成・・ができずに、めげてしまいました。

前に使った糊が濃かったらしく、たっぷり濡らしても綺麗に剝がれてくれないうえに、一枚張りの大きな紙をカッターで切ろうとすると、切れ味が鈍くなっているらしく、上手くいかなくって・・・家の中を見渡したら、張替えが必要なのは24枚あって、しかも一人で、次々に・・・・いくら雪の重みが無くなったとはいえ、渋くなっている障子を取り外しをしてもう一度嵌める・・そういう先の事を考えたら、もう、気力がなえてしまいました。

きがついたら、もう、お昼過ぎになっていて、だらしなく伸びていたので、心機一転・髪を切って(ちょうど、ここのアイコンの似顔絵の長さに)かえってきました。戻ってから、遅めの昼食・・・薄暗くなってきて、風が出てきました。

気圧の変化のせいなのか、貼ったばかりの障子紙が、外で風が吹く度にパリパリと音をたてて・・・障子にはまったガラスもカタカタと・・・隙間だらけの家だからなのでしょうね。
ビフォーアフターとか、アフターアフターで見るような大それた資金はなく、以前の玄関わきのトイレと浴室を直した時に使い果たしてしまっていて・・・この次には「げや」部分の屋根を(減築して)直さないといけないらしいのですが、中途半端にこうやって、次々と直してでも、住んでいるのは親が生きてきた家だからであって・・・一気に建て替えをするだけの気力も財力も・・・なにもかもがありません。

この連休を利用して、結婚のために親たちが顔合わせをしている・・という人もいるにはいるが、
「おひとりさま」で一生を送りそうな甥っ子や姪っ子が、うようよ・・・
「仕事を辞めて住む家がなくなったら、この家に住めばいいから。」と、宣言をしておきましたが
そのためには「小さく・建て直しをしておいてね!」と、いわれました。
田舎だって、一軒家の維持費は大変ですものね。
ただね・・・・こういうぼろ屋だから固定資産税がかからないのであって、
新築の家にしたら、税額がまるっきり変わるのよ・・・
それを負担するだけの老後の財力ってぇモノが
貴方には「ある」のかしらねぇ?!

都会に住むには、部屋代もばかにならない昨今・・・
いきていくって面倒だけれども、いまさら、いなくなることを考える?

大病をして、療養ののち、ようやく生き返った貴方には
そういう事だけは考えてほしくなかったから・・・老婆心なのでしょうか?