さっと

秋田県南に住んでいる「風変わりな人」・・だそうです。

墨をするということ

テレビでね「ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~」っていうのんがあるわけよ。
そこで、薄墨をするときに「左に、まわすようにする」っていう‟お作法”の場面があってね…
今までそこの部分・動作については、無意識にすっていたことに気が付いた私なのであった。
悲しみをあらわす「うす墨」をつかうところまでは、しってたけれど、
硯の中でも、そういう方向を考えるっていうことは・・・知らなんだ。
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さっき気が付いたら・・・私、普通とは反対方向に回していた・・・そうだったんだぁ、
だから運がないんだぁ…とか、変なことばっかり考えながら、
年に二回の、実寸に近い仮名文字を書いていたのであった。

わたしの文字は「のび」がなくってね…「委縮している人生」をおくっているから・・そう・なんだろうかぁ、
ねぇ…とかって、またまた変な方向に思考が動いてしまう><

先生に、いろんなタイプの硯のことをいわれ、
自分が持っているなかで「よい硯」だとおもっていたものをもっていったら・・
ある=持っている・・だけじゃぁ、なんにもならないぁ…とも、いわれたんだけれど、
墨によって硯を変えるという使い分けについては、あんまり気にしていなかったからなぁ。
私の一番安い硯は、合性の墨汁で、てらてらして、隅っこのほうは固まりつつある。
でも、この間、その歯垢みたいな塊を、金属製のものではぎ取ろうとしたら、
安物だと思っていた硯は、ちゃんとした石でできていて、合成樹脂製品じゃなかったから、びっくりした。
その脇に収納してあるミニサイズの硯は「赤石」と、裏に書いてあった。
その名称に、どういう「いわれ・曰く」みたいなのがあるのかっていうことなんか、わかっていない。
この写真に見えるように直径10センチぐらいで丸いものなんだけれど、
石の素材のせいなのか、見た目よりもずっしりと重い硯・・・
「たんけい」なんじゃぁないのかぁ・・と、先生にいわれて・・・?_?)
バブル期に販売・展示会があって、その時に買ったものだったことを思い出した。
墨も、仮名文字用の墨を、ちゃんと持っていたのだそうで、なんで今まで使わなかったのか…といわれちゃった。
私の手元に届いたものは、なんでも宝の持ち腐れで終わってしまいそうな…そんな気がして、
いろんな人や、ものに対して、その特性を生かしてあげていないようで、
そんなこんなのことが・・・申し訳なさでいっぱいになってしまった。

出来は悪かったけれど、一応墨をすって、何枚か書いてみました。
気に食わないのですが、出さないといけないから、
明日は、早朝から予約していた病院にいって、
出来ればそのあとには、白髪染めにでも出かけて…
あ・・・・お金・・・キャッシュがないんだった><
どないしょかぁ