さっと

秋田県南に住んでいる「風変わりな人」・・だそうです。

過去

私の青春時代、カセットテープ・・・ちゃんとした、本人が歌うものは、私の手が届かないお値段で、私は知人が持っているものを借りて、ダビングをしていました。
そして、その頃の私のあこがれだった、この赤いチェックのハードケースを買えた時のうれしさと、その中身が、全部・ダビングしたテープしかないという悲しさ、さみしさ・・・イメージ 1これらは、すでに、もう「ゴミ」でしかナイのでしょうね。

そうそう・・・ある時、お借りした本物のテープが入ったまま(機材だったかを)修理に出してしまって・・・そのテープは、とうとう戻ってきませんでした。
オカムラタカコ・・・という人のテープで「なくさないように・・」と、何度も何度も、念を押されて、ようやく借りたテープだったのに。
音楽関係のお店の前を通るたびに「同じものを買って返したい。」という気持ちはあるけれど・・・時間の経過とともに、音楽を聞く素材がCDにかわり・・・そして、今度は、時代の流れで、なかなか見いだせず、買えない=手に入らない・・という悲しさ。
ようやく、そういう品物を気軽に買えるような流通力と経済力を持ち合わせるようになったのに・・今度は、どういう中身だったのか、曲名なども忘れてしまって・・・せめて、ジャケットだけでも覚えていれば…う~~~~ん><女性が、見返り美人のように写っていたような記憶は、イメージとして、かすかにあって…それが本物の記憶なのか、勘違いなのか…その別もわからないのだけれど。
何十年になるのだろう、お詫びのことばしかないまま・・・持ち続けた、この気持ち

現実の事に思い煩い、パソコンラックのセットの向こうにモノをおっことして、とりにくいそこ=寝室のテレビ脇に積み重なった過去の遺物を掘り返しているうちに、ほこりにまみれたものを触って、そういう事を思い返していた・・・一人きりの時間。
きょうは、さんがつの、まんまんなかのいちにち・・・じつは、わたしにとって、とっても「いみのあるひ」なんだけれど・・・。
おもいでは、いろあせることなく・・・・あせないけれど、とぎれとぎれ=かすかになっていき、どんどん・とおくなっていく・・。