さっと

秋田県南に住んでいる「風変わりな人」・・だそうです。

おひがらも、よろしいようで・・・。

暦によると、今日は「7月5日・三碧・大安・う」だそうです。
今日「建前」といわれている「棟上げ・上棟式」が行われる御宅があって・・・記憶をたどっていくと・・・そこでつかわれる餅は、そんなに大きくはなく、白い粉をたっぷりとまぶされた状態で、少し表面が乾いていて、そのまんまの形=裸で、そのお餅のうちの数個には、五円玉などの硬貨が、めり込んだ状態で入っていました。
お金が入っている餅を拾うのは、たいていがヤンチャな男の子達で、私の元にお金が入っているお餅が来ることはありませんでした(TOT:)お餅は、秋田県民独自の文化=白砂糖をつけて食べたり、お湯をくぐらせて黄粉をまぶしたりしてから食べました。
そういう儀式のモノなので、焼いて食べるのは縁起が悪いと、翌日に持ちこして硬くしてしまった時には、お汁粉風にしたり、すまし汁に入れたりして、鍋にかけて(煮て)食べたものでした。
今では、お餅もビニール袋に一個ずつ入っていたり、そこに、いくら洗ってあるとはいっても、お金(硬貨)を食べる物に入れるのも衛生面で問題があるとのことで、どんどん省略されていき・・・・・・ので、昔の常識は、今の非常識になりかねません。
よその地域をまねて、お菓子袋をまいたお宅もあったとか(え?・・あなたは、そういう話を聞いた事なんて無いって?)・・・子供たちの数が少なくなり、お餅を拾いに来てくれる子どもがいなくなったから・・という事も、その背景にあるのでしょうか?
 
今日のお宅は、餅まきをするんだそうです。
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ご自宅のお子ちゃま達も「みんなと一緒に拾いた~い!」と、少々、駄々をこねたらしい・でっす。
ほほえましい(^o^)光景じゃぁ、あ~~りませんかぁ。